冬の季節、真っ只中のこの時期。
毎年、1月、2月は寒さに耐えて過ごしています。
子どもの頃は、雪が降るとわくわくしたものでした。
冬の枯れ木に白い花が咲いたように
輝き華やいで見える山並み。
白銀の世界にうっとりしていました。
そして、何をして遊ぼうかと思うだけで
たまらく楽しい気分になるのです。
さながらスキーやソリ遊びは、この上なく楽しかったです。
今は雪が積もると、他のスタッフたちの勤務状況を
心配するのが習慣になっています。
私は15年間ほど、南の島で暮らしていたので
冬の寒さをしばらく体感していませんでした。
13度以下になることは冬の時期、数回ほどだったのです。
10度以下になることはほとんど無くて。。。
今から考えると、本当に過ごしやすい地域でした。
また冬の寒さを体感する生活に戻りましたが
楽しみを見出しています。
それは「春を待つ」楽しみです。
肌で感じる空気感。
寒さが和らいでくるのを感じています。
目で見る自然の息吹。
時間が経てば、必ず花は咲き始めます。
春の花もつぼみが大きく膨らんでいます。
朝日の昇る時刻の移ろい。
だんだんと夜明けの時間が早くなります。
薄皮を1枚1枚、乗せる程の「差」かも知れませんが
五感で感じられる季節の移ろい。
それを発見する度に「春の訪れ」を実感します。
嬉しくて、楽しくて、何だか愉快になります。
10度以下にならない地域では
この四季の移り変わりがさほど感じられないのです。
年中、青々と生い茂っている木が多いですから。
それはそれで、私の原風景にはない光景を
年中、見られて楽しかったです。
ブーゲンビリアは眺めているだけで
「楽園」の気分を味わせてくれました。
しかし、四季の移り変わりは
目にも心にも自然の美しさを教えてくれます。
冬の厳しい寒さを超えるからこそ
自然の息吹、生命の美しさに感動します。
人もそうなのかもしれないです。
人も自然と共生している一部だと思うと
今をしっかりと五感で感じきり
何かに気づく、発見することで
人生をより豊かで深いものへと
導いてくれているのかも知れません。
そう考えると「待つ楽しみ」を
心の中に持つことで
目に見える光景も
違うものに見えるように思います。
心に広がる光景が豊かさの源なのかもしれないです。
通勤道で眺めているロウバイが
満開になりました。
ぷっくりと咲いた黄色の花と香りは
春がすぐそこまで来ていることを
知らせてくれています。
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