今日は私が母親になれた記念すべき日。
長男の誕生日です。
もう20数年前ですが
映画のスクリーンを観ているみたいに
今でも鮮明に思い出せます。
微弱陣痛で35時間という長い時間。
病弱な母がオロオロとしながらも
ずっと付きっきりで励ましてくれたことは
一生、忘れません。
日付がかわって、元気な産声を聞いて
家族全員が心から安堵。
息子も精一杯、がんばって
産まれてきてくれたのですね。
人生で一番嬉しくて喜びに包まれた瞬間。
一番嬉しくて喜びに包まれた時は3回あります。
そうです。私は3人の子どもに恵まれたことが
人生の中で一番の喜び、かけがえのない宝です。
無事に出産を終えて病室へ帰ってから
私と並んでベッドに横たわり、眠りこける母の姿。
今、思い出しても涙が出てきます。
遠く離れた地域でがんばっている長男に
お祝いの電話をかけました。
いつもの様に元気な声。
「お誕生日 おめでとう!!
母さんの子どもに産まれてきてくれて
ありがとうね」
「こちらこそ、母さん、産んでくれてありがとう」
彼は小さい頃から活発で個性的。
いろいろと辛い経験をした時期もありました。
しかし、彼の持ち前の明るさとがんばりで
乗り切ってくれました。
ただただ、見守り、身の回りの世話をして
話しを聞くことしかできなかったものです。
初めての子育て。。無我夢中。
母親として反省も多くあります。
思春期も大変でした。
不登校、転校と激動の時期を
真正面から向き合ってきました。
何度でもやり直していい。
何度でも精いっぱいにスタートして良いのです。
そんな彼も落ち着いて
私に前向きな言葉をかけて励ましてくれるので
いつの間にか大人に成長したのだなと感慨深く思います。
今では頼りになる良き相談相手です。
最初から私は母親なのではなく
子どもたちと一緒に育つことで
私も母親になれたのだと思います。
私のもとに産まれてきてくれて
感謝です。
神様、ご先祖様から授かった命。
成長している子どもたちに
私が経験してきて人として大事だと思うことを
私の言葉で伝えることが私の役目だと思います。
母親として渡せる命のバトンだと思うのです。
受け継いでいく、かけがえのない命のバトンです。
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