磨きを増す感性

手塩にかけて育ててきた後輩。

3年前、涙ながらに苦しさを

吐き出し、辞めたいと訴えてきたのです。


一匹狼のような雰囲気の彼女。

誰ともなじめない。

コツコツと寡黙に取り組むタイプ。

しかし、彼女独自の感性を奥に

秘めていると私は感じていました。


「無理に誰かと合わせる必要はないよ。

ひとりが良ければ、ひとりでいれば良い。

孤独を寂しがることは

ちっとも恥ずかしいことでもないよ。


私もずっとひとりで 淡々とやってきたの。


あなたには他の誰にも真似できない良さがあるからね。

あなたの真面目さは心ある人たちはちゃんとわかっているからね」


そんなことを繰り返し語りかけ、思いを切り替えていく方向へ。。


彼女の作成する広報物は磨けばもっともっと

輝きを増すであろう感性が宿っていました。

デザインがキラリと光っていたのです。

無駄がなく、シンプルで見やすい。


自信が持てないようでしたが

いろいろな広報物を任せて作ってもらいました。

かなりの仕事量ですが、黙々と作ります。

どんどんセンスが磨かれていきました。


時折、彼女の広報物を手に取り

「また一段と腕を上げましたねぇ」と

声をかけると、照れくさそうに微笑む。


そして、先日、全員で広報物の研修を行いました。

各自、作っているポスターを提出してもらいました。

講師から実際にアドバイスをいただくスタイル。

彼女のポスターはすべてにおいてバランスが良く

最高です。。と、べた褒めしてくださったのです。


心の底から 嬉しかったですね。。。

自分のこと以上に、嬉しかった。。。

センスの良さと真面目な仕事振りを

第三者であるプロの方が

全員の前で彼女にスポットを当ててくださったのです。


なんと素晴らしいタイミング。

天からのご褒美ですね。。。


彼女の誠実さとコツコツと

感性を磨いてきたからこその

褒め言葉。


帰り際、彼女に声をかけました。

「さっきは良かったね。私もとても嬉しかったよ~」

彼女は はにかみながら

「私もです。

今まで励ましてくださったおかげです。

ありがとうございます。

方向性は間違ってなかったと思い、私も嬉しかったです」

「良かったね。これからも一緒にがんばろうね」

「はい」


あなたのピュアな心持ちも最高です。